たまには大遊び

 久々に近くの漫画喫茶へ行く。だぁが遊びに来たときには定番となりつつある…(苦笑) 別に漫画を読みたいのではなくて、目的はビリヤードとダーツである。夏休みにはまったんだよね…。お互いとにかく負けず嫌いなので、どっちかが負けると「まだ!もう一回やる!!」とムキになるのだけど、ダーツもビリヤードもだぁの方が圧倒的に強すぎて勝負にならない。結局私が「むきー!」って言って終わる。
 漫画喫茶にあるのは「タウロス」という機種。ダーツの中心を「ブル(牡牛)」というから、それに引っかけて牡牛座(タウロス)の名前を付けたんだろうけど。おうし座の星の並びがデザインになっていて結構好きだったりする。この機種の中にはすごくたくさんの種類のダーツゲームがある。定番のカウントアップ(1ターンで3回投げる。8ターンで何点とれるか)、ロースコア(301点から得点を引いていく。何点残るか)、アーチェリー(真ん中に行くほど点が高い)など、それから変わり種では刺さった数字を使った5目並べや3目並べ、モノポリー(陣地取り)、風船割りなど。
 今回はまったのは、「クリケット」というルール。15、16、17、18、19、20、ブルの7種類を使う。各数字を3回当てたら、次からそこに当てるとその数字分だけ得点が入る。15を3回当てるまでは0点なのだけど、4回目からは15点ずつ入っていく。その点の中でも「ダブル」[トリプル」と呼ばれるゾーンに入ると、その点×2、×3になる。20点のトリプルなんて60点も入る。でかいのだ。ブルは周囲(シングルブル)が25点、ど真ん中(ダブルブル)が50点。ところが、相手も同じ数字を3回当ててしまうと、どちらもそのゾーンは点が入らなくなってしまう。例えば、1人目が18点を4回当てると自分に18点入る。しかし、2人目が18点に3回入れてしまった時点でそこから何度18点を当てても点は加わらないのだ。そうやって、相手のじゃまも出来る。が、防いだ方にも点は入らない。後手に回るとつらいルールである。
 このふつうのクリケットの間は、ホントにふつうに楽しんでいたのだが…クリケットの派生ルール、「カットシュート」を始めてからが大変だったのだ。ふつうのクリケットと同じなのだけど、例えば4回目に18点を入れたら、得点が入るのは相手側。点数が少ない方が勝ちなのだ。自分が得点を入れると、今までよりもより相手が「ぎゃー!」って言う。これが面白かったらしい。私は肩もそんなに強くないし、あんまり狙ったところにキチンと行かないのでこういう1点を狙うのは苦手。故に、私はなかなか点が入れられない。しかし、だぁは割と自分の得意なところにはまとまってダーツが入るので、やられ出すと何点でも入れられるのである。一度、1ターン目をだぁが投げている間にジュースを取りに行った。帰ってきてみれば、1投目16のトリプル(これで3回分)。次が16のシングル。3投目が16のダブル。故に16×3の48点がすでに私に加算されていた。「何それ〜!?」と叫ぶが、私がなかなか16を防ぐことが出来ずに、その間だぁがざくざくと16で点を重ねる。あのときは200点オーバーだったっけ…?だぁには20点も入ってなかったような…。私が困ると喜ぶのよね…。イヤだわ(落涙)