日々の会話

  • chap.1

「センセ〜!あのな、昨日な、私な、妹といっし
「センセ〜!!あのなあのな、うちのお母さんがな、電子レン
「センセセンセ聞いてぇ〜や! さっき俺な、あいつにちょっと肩があ
「センセ〜!!これどこ置くん!?」
「先生に
 耳は2つしかない〜!!」
(←激怒)

  • chap.2

 夕方6時頃、ふらふらと自転車で現れたうちのクラスで一番手のかかるナオヤ。
「どしたん!?何忘れたん!?」
「あのなー、プリントー」
「プリントって、宿題の?」
「うん〜♪」
 まあ取りに来るようになっただけマシかと思いつつ、取りあえずとっちめて帰らせる。翌日、連絡帳に無理矢理書かせた一言日記には
「ぼくは、きのう、学校にわすれものをしました。で、先生にいじめられました。もういえからもわすれものしないようにしたいです。」
と書いて、また「いじめてない!お仕置きされたんでしょうが」と怒られる。結局「いじめられた」を「おしおきされた」に直して、「もうしない〜。多分〜」とにやにやしながら帰る午後4時前。
 2時間後。またふらっと自転車でナオヤの姿。
「………にゃ〜〜〜お〜〜〜〜や〜〜〜〜〜!」
「あ。センセじゃ〜♪」
「…あんた、何しに来たん…?」
「わすれもの取りに来た〜♪」
「……(怒りを抑えて)何忘れたん?」
「あのなー。算数の教科書とな〜、プリントとな〜、ファイル〜♪」

 お前の反省の色は無色透明無味無臭だろう!?

  • chap.3

「あ〜!!いけんのんで〜!何しょーるんや〜!」
「えーじゃろうが別に〜!」
「いけんで〜!!やめ〜や!!」
「うるしゃ〜の〜!」
「やめ〜や〜!!先生に言うで〜!」
「分かった〜や! やめりゃえーんじゃろうが!」

 ……備後弁丸出しの会話より何より…担任の目の前でする会話じゃないと思う…。