ツッコミの一日

 よーやく来ましたよ。社会人なんだから3日も休むなよ…って感じです(苦笑)
 授業者はお父ちゃんなんだから、指導案だってお父ちゃんが書かなきゃ誰が書く!?だし(そりゃ私たちだって書けるけど、お父ちゃんの思いと私たちの思いが妙に違うんだもん…)、基本的な準備はできるけど、書類だって検討しなきゃいけないのだ。他の学年の人にも迷惑をかけている。それなのに「今日も午後から帰る。こないだ人間ドッグの再検査に行ったヤツの結果を聞くから」と言い出したので、さすがにぶっちぎれて文句を言った。それでもずっと前から予約が入っていたんだと予約表を突きつけられたので、よく見ると13:00~13:30じゃん。
綾「短いですね。指導案の検討会は15時からですから。帰ってきて下さい」
父「え〜!?いいじゃないか、わしがおらんでも〜」
綾「先生じゃないと説明できません」
父「分かった。帰ってくる…。………帰ってこないと殺す?」
綾「当たり前です(きっぱり)」
 私の目が全く笑っていないことを察知したのか、諦めた様子(苦笑) あのさー。文句を言われたくないのは分かる。でもね、言ってもらえるうちが花なんだと思うよ〜? 私以外の人はもう言おうともしてないもの。相手にされてないの、感じてるんでしょ? 渋々ながら帰ってきてくれて無事検討会も始まったんだけど、相変わらずいつもの調子でちゃかすので、もう誰も笑わない。時折私がびしりと「次に行って下さい」とかつっこむ程度。20歳以上年下に言わせる台詞でもないと思うんだけどなぁ。私だって言いたくないし。
 検討会が終わったら、教育委員会に指導案を持っていく。もちろんMさんも行かなければならないのだが、どーして私が一緒に行くのかな。あなたの仕事ですよ〜!(直接言っても聞こえないふりをされた) 
 福山市教育委員会は市庁舎の13階にある。別名不夜城(笑) 「緊張する〜!先生は緊張しないんですか?」とMさんに聞かれるけど…私も一応緊張するんですよ?(苦笑) エレベーターで13階まで上がり、足が止まりかけているMさんを後目にくるっと見回すと、初任者の時にお世話になったイコウ先生と目があった。
イ「おう!こんにちは。元気!?」
綾「こんにちは〜♪元気です♪ えっと、イケモト先生はいらっしゃいますか?」
 すると、ちょっと離れた所からイケモト先生が顔を出した。
イケ「はい、あ。はいはい、S小学校ですね〜 って、あれ!?綾戸先生?」
綾「はーい♪お世話になってます♪」
イケ「あらー。あそこに変わってたの? 僕知らなかったよ」
綾「そうなんですよぅ…。またお世話になりますのでよろしくお願いしますね♪
  って、今日の主役はM先生なんですけど」
 ぽかーんとしていたMさんがようやく我に返って指導案を渡す。「取りあえず、これで…」なんて渡しているので、イケモト先生がある程度ざっと見渡した頃を見計らって「ちょっと個人的にお話を伺いたいんですけど…」と声をかけて中に通して頂いた。そのまま少し指導を仰ぐ。不安なこととか聞きたいこととか、いろいろあるのでね〜。あんまり長居しても悪いので、聞きたいことを聞いたらさっさと帰るけど。それでも他にも知っている先生に2人程会い、へこへこ頭を下げていたらMさんに「知り合い多いですね…」と驚かれた。んー。まあ…だてに教育長に喧嘩売ってないし(苦笑)
 市庁舎を出て「済んだ済んだ〜!…本番はまだだけど!」と少し解放感。「すっごいフレンドリーなのでびっくりしましたよ!」とMさんにまだ言われる。イケモト先生は前の学校でもお世話になってたしねえ。そういえば…「綾戸さん、今年は2年生なの? えー。高学年を持たないと、エネルギーが有り余るでしょ?」って言われたんだけど…どういう意味ですか。
 解放感の赴くままに今週も食べに出る。相変わらずHさんとIさんを召還して4人で居酒屋に居座る。今日は珍しく恋愛の話で盛り上がり、彼氏の居ない3人に「誰かいい人居ませんか〜!?」と言われるけれど…誰か紹介されたい人いますか(笑) 何故か恋愛の駆け引きの話になり、何故か私がちょっと語っている。素直な3人だからねえ。駆け引きには向かないよね(苦笑) みんな面白くて真面目で、キュートなのです。
 赴くままにしゃべっていたら、12時半を過ぎてしまった…。Mさんを家まで送る。その途中、2号線でいきなりパトライトが後ろに張り付いた。と思ったら「次の角を左に曲がって、寄せて下さい」と言われる。えええええ!?私何かした!? 頭の中で脳内ビデオ高速再生。スピード大丈夫だった、信号無視はしてない、一時停止なんて2号線であるわけない、携帯触ってない…。とりあえずおとなしく言うことを聞いて角を曲がって車を停める。すぐに外に出て、出てきた警察の人に「私何かしましたか!?」と聞いてみた。
P「あー、いえいえ。最近事故が多いでしょ。だから声かけしてるんですよ」
綾「え?何もなかったですよね!?」
P「何もないない(笑)だからサイレン鳴らしてないでしょ」
知るかボケェ! …とお下品なことを叫びそうになったがここはぐっと我慢の子で、おとなしく免許証を見せておく。広島ナンバーにびっくりしたらしかった。…っとにもう…心臓と体裁に悪いわよ!