大丈夫かなあ…

 天気予報は曇りとか言っていたけれど、どうしてどうして。雲もあるけど良い天気で、からりとした風が部屋を吹き抜けて気持ちいい。洗濯もして、布団も干して、掃除機かけて、ぞうきん拭きして…。
 そんなこんなで朝からどたばたしていたけど、9時過ぎた所を見計らって街中にある郵便局と銀行回りもする。車で行こうか歩いていこうかと悩んだあげく、頑張って車を出すことに。ついでにガソリンもちょっと入れてこよう。海岸回りの狭い道をのろのろ走る。この道を行くとすぐ郵便局に着けるから…。狭いし曲がりくねった道。アスファルトには30の文字が書いてあるけど、そんなにスピード出せません。のろのろ。で、郵便局の近くまで来てふと助手席を見ると、バッグはあるけど郵便で出さなきゃいけない書類がないじゃん。あれ〜!? 試練だとつぶやきながらそのまま一度アパートまで戻る。おっかしぃなぁ…確かに持ったはずなのに、とぶつぶつ言いながら部屋に入ったら、書類はテーブルの上にちょこんと座っていた。キミは留守番しなくて良いよ。
 さて、書類も無事郵送、銀行も何とか済んだ。迷わなかった。次はガソリンだ。でもその前に、ガソリンスタンドの先にある野菜の直売所に行こう。わりと大きな道を快適に走り、直売所は次の角〜、という時に、ふと目に入った軽トラ。道路のど真ん中に停まってる。後ろから来た車が迷惑そうに避けていく。何事?と思っていたら、軽トラのすぐ後ろの横断歩道の入り口でおばさんが倒れてる! おじさんが介抱してる。事故!? ゆっくり横を通ったら、おばさんの口から血が出てるじゃん、おいおい…。通報は済んでるのかな…と思って取りあえず車を駐車場に停めたけど、携帯忘れてきてるし。まあお店に野次馬がいっぱいいたし、お店の人も見に出ていて「すぐ横のクリニックに声をかけたんだけど出てこないね」と言っていたので通報は済んでるんだろう。私も役立たずの野次馬。近くのクリニックは胃腸科か何かなので、出てきても…なぁ。おばさんはぴくりとも動かない。野次馬のおじさん達が右直事故だと言っていた。横断歩道を渡ってたら、対面から右折してきた車にはねられたとか。そんな状況でそんなに強くはねるかなぁ…。野菜を選んでレジでお金を払い終わった頃、やっと救急車が来た。レスポンスタイム遅いぞ。応急処置をしているのか、その場でごそごそしたまま救急車全然出ない。大丈夫なのかなあ…急がなくて良いの?(逆に「急がなくていい程度」なのかもしれないけど) 邪魔になっても悪いし、と買い物が済んだらさっさと帰ったけれど、あのおばさんが無事であることを祈る。