お祝い会

 旦那が所属している卓球のチームの中にとっても企画上手な方がいらっしゃいまして…チームでお祝い会を開いてくださることに。そもそも仰々しいことが夫婦そろって嫌いだから結婚式も披露宴もしなかったのにプチ披露宴状態で、旦那はめちゃくちゃ嫌がっていた(苦笑) それでも周りの説得(とか脅しとか)の甲斐あって、今日参加してきたわけです。
 夕方5時開始と言われて4時半過ぎには会場に到着してしまい、早かったかな…と言っていたら、もうみんなの車あるし。「主賓、もう来たよ」の声に迎えられ、1階のレストラン部分には入れてもらえずそのまま2階の談話室に通された。バーベキューのできるレストランなんだけど、小さな宿泊施設もあるらしい。小ぎれいなログハウスという感じ。しばらく談話室で、なぜかそこにあった花札をしながら待つ。下からはにぎやかな笑い声が聞こえてくる。準備をしているのだろうけれど、何だかちょっと仲間はずれ気分。何だかいろいろ仕込まれているらしいのだが、悔しいので仕返し。旦那は「隠れる」と2階のどこかに行ってしまい、私は談話室に鍵をかけてしまって呼びに来るのを待つ。5時を少し回ったときに呼びにきてくれたけれど、談話室は開かないわ、開けてみれば私一人で旦那はかくれんぼだわ…かなり予定が狂ったらしい。とりあえずいたずら成功ということで(笑)
 雨なのでテラスでバーベキューというわけには行かず、レストランの中で焼肉。おいしー♪ 最初っから「今後の予定も崩してやる」と旦那はハイペースでお酒を飲んでいる。あーあ…。一人1ネタだったらしく、手作りケーキでキャンドルサービスとケーキカットとか、卓球チームの総集編ビデオとか(これは本当にすごかった)、プレゼントとか。
 私の家がこの結婚に反対し今でも快く思っていない状況の中で、受け入れて下さる側がこんなにしてくれるというのは本当にありがたいこと。帰る場所はないくらいの勢いで飛び出してきた私にとって、こんなに暖かく受け入れてもらえるのは、心の底からの救い。旦那にしてみても、自分が作り上げてきたチームだけれど、暖かな居場所となっているようだ。旦那に出会ったばかりの頃、まだこのチームもなくて根無し草みたいな人だったけれど、チームができて人々と出会い、仲間が増え…としているうちにずいぶんと落ち着いたと思う。
 
 ………結果。はしゃぎ過ぎた旦那は完全に酔いつぶれ(普段350ml缶で赤くなっちゃうような人なのに、調子こいて日本酒を一気し始めて気づいたら一人で瓶を半分近く空けていた。つぶれるの当たり前)お祝いの言葉や閉会の挨拶も聞かないでトイレとお友達。しょーがないので最後の「おふたりからの挨拶」も私一人でしゃべって、旦那がトイレと切ない別れを交わし終わるまでみんなが待機することに。多大なご迷惑をおかけして申し訳ない…。一人では歩けない90kg近くを男性陣が協力して車に押し込んでくれて帰路につく。アパートの3階まで上がれるかどうかみんなが心配してくれたけど、何とか私が駐車場に車を停めに行っている間に自力で上がって、電気もつけずに布団に(横に)倒れこんでいた。…で、どうして携帯だけはきっちりと充電器につながってるんだろう。
 旦那が布団を横断しているので私は入る隙間がなく、まあ見張りもかねて起きているんだが…困ったもんだ全く。