忙しかった…。

 今週はほんっとうに忙しかった。市内の小学校にプールがないというびっくり事情なのだが、年に2回ほど市営の屋内プールを借りて授業ができる。3年生はその2日ともに当たってしまい、しかも1週間に2回という忙しさ。私は入れないので(水に入ってもいいよ、と医者は言っていた。でもお子ちゃま達と入って水泳指導をするというのは、私だけではなく周囲も嫌がった)周りの人に迷惑をかけながら私は上で指導。そういう日は給食もないのでもちろんお弁当。朝早く起きて作らねばならぬ…。
 その他もあれこれあったし、教職員組合の若いもんで飲み会もあっていつの間にか参加に丸をつけられていて(つけた本人はさぼりおった)しょうがなく出るはめに。ヤニ臭い場所はさけてたのになぁ。

 そんな中、ちょっぴり癒された事件2つ。

 体育の前は私が居なくても自分たちで準備体操をして待つお子ちゃま達。体育係が前に出て「くっしーん!」「前後〜!」などと声をかけながら運動をする。いつもお間抜けで苦労している体育係の男の子。次の動作を叫ぶ。
アクセスけ〜ん!
 オノレはどこのIT業者だ。
 お弁当の日はたいてい自分の好きな物ばかり入っているので、喜び勇んで食べるお子ちゃま達。おばかさんで困っているけど、ほんわかと可愛い男の子がタッパーを開けて
「センセ!アメリカンチェリーが16個も入ってた!」
と報告してくれた。可愛いのでついからかいたくなり、
「それね、年の数しか食べちゃダメなんだよ」
と言ってやった。「え?」って言ってたけど、そのままにして自分のお弁当にぱくつく。1分ほどしてふとまたその子を見ると、チェリーを1個つまんだまま硬直していた。まさかさっきからフリーズしてるわけじゃないよな…?
「アッキー、嘘だよ!?」
と言ってやると、「なぁんだぁ♪」と硬直から解けて食べ始めた。本気で信じてたのか!? ごめん。先生が悪かったよ。でも私の隣で擁護の先生が「年の数だけ食べたら、残りは周りにあげるんだよ」って追い打ちかけてたけど。(安心しきって食べてたので、耳に入ってなかったみたいだけど…)