愛地球博レポート1

 一体どっちが「行ってみようか」と言い出したのかは忘れたが、ずいぶん早くから、だぁと行こうという話をしていた。デート地点としては便利なところだったりする愛知県(苦笑) 開幕当初すぐは人が多そうでパス。4月は忙しいからパス。ゴールデンウィークと夏休みは論外、で、暑くなる前…というわがままな消去法で6月の最初しかなくなってしまったのだった。それを決めたのが愛地球博が始まってから…だったと思う。
 しかしその後すっかり「宿を取らねば」ということを忘れ去っていて、転勤もあったし年度初めに二人して忙殺され、思い出したのは3週間前。ネットで慌てて探したのだが全然見つからない。ようやくいくつかあった中の1つにしたのだが、外観の写真がぼろいのがなぁ…。まあ仕方ない。宿が必要な方は、かなり早めに取っておくことをお勧めする。(実際その宿は「二度と泊まるか!」というほどすてきな宿だったのだが)
 土曜日の朝、7時過ぎに起きて朝食を食べ、電車で金山まで。そこからエキスポシャトルなるものに乗って万博八草駅まで。電車はそんなに満員じゃないけれど、この人達がみんな同じところで降りるのかと思うとちょっとげっそりする。
 万博八草駅で降りると、改札までダッシュしている人たちもいる。「何だろうね〜? そんなに急いだってねぇ」とのんびり歩いていた。改札が見えてくると、その先にあった物。
「←シャトルバス 待ち時間10分  リニモ 待ち時間10分→」
という看板。ひー! もう待ち時間ですか!? 切符はリニモに乗るタイプだったので、矢印の方へ動く…と…見えたのは、リニモに乗る階段までの道のりびっっっっっっっっっっっっっしりの人・人・人。仕方ないので並んでじわじわ歩いていたら、何故か階段の方向からずれていく。って、このしきりは何ですか!? 遊園地などで人気の乗り物の前にあるロープで仕切った細いぐねぐね通り道。アレが作ってあるのだ。階段をぐるりと1周するように。1周したら上がっていけるらしい。とりあえずじっと立っている訳ではなくて、1歩2歩でも進めるので気は楽なのだが、目の前の階段が遠い…。乗るまでに何分かかっただろうか。人いきれで蒸し暑い。
 リニモに乗ってしまえばクーラーが効いていて少し涼しい。
だ「はー。ちょっとは涼しいな」
綾「時間はちょこっとだけだけどね〜」
だ「そうなの?3分くらいだったりしたら俺は怒るよ?」
綾「……3分だよ?(苦笑)」
だ「なにを〜!?」
 しょうがないじゃん(苦笑)
 リニモが万博会場駅に着く頃、電車の中のみんなが「うわぁ…」と悲鳴を上げた。決して歓喜の声ではない「うわぁ」である。私も下を見た瞬間「うわぁ…」と言ってしまった。だぁは「ま、そんなもんでしょ?」と言う。そんなに覚悟してたの?とびっくり。駅から会場へ向かい、ぱっと視界が開けた瞬間、だぁが「何だありゃ」とびっくりしていた。入場ゲートに立ち並ぶ人の大行列。さっきだぁが見ていたのは当日券売り場だったらしい。全然並ばずに当日券を買うことが出来た。ここから入れてよ〜。何をそんなに並んでいるのかと思ったら、どうやら手荷物検査があるかららしい。だぁは手ぶらだが、私は小さい鞄を持っている。日傘を差して近くにいるお子ちゃま・うちぅじんたちを観察しながら待つ。ペットボトルは持ち込み禁止だとか。あ。私お茶少し残ってる…。だぁに飲んでもらって処分。ゲートには没収されたペットボトルもたくさんあった。金属探知のゲートもある。私は鞄から携帯とかを出しておけばいいのだが、だぁはばっちりベルトが引っかかっていた。
 出発した頃は「開園にじゅ〜〜ぶん間に合うね」という時間だったのに、何故かもう9時を30分ほど回っている。そして、むしむしと暑い天気。ようやく入場できて、さぁどこから巡ろうかな。
つづく。