愛地球博レポート3

 そういえばグローバルコモン3ではブルガリアも通過したっけ…バラとヨーグルトの国なのだけど、だぁがバラにトラウマをもっているので(去年浜名湖花博でバラアイスを食べて、激マズだったらしい。以来バラ製品はおろかバラの花にも近寄ろうとしない)「うあー!バラいやー!」という3歳+1並の叫びだけで終わったような…(笑) ヨーグルトはおいしそうだったんだけど、きっちりスプレーバラのさらに小さい花が乗っかってるし。バラワイン、バラの香水、バラの… 何もかもがバラの国ブルガリア。首都の名前は綺麗なイメージなのにね。
 続いて隣り合っているグローバルコモン4。北欧や東欧のブース。やっぱりココも人が多くて入れそうにない。コーカサス共同館は何となくこの時期服が暑苦しそうで見ていて共感できなかったけど、北欧共同館はぐー♪ 涼しいし!座れるし!らいこねーん!! ここだけはほんの少し並んだ。列もたいしたこと無かったし、人数チェックのお兄さんがこっそりとジャグリングをしてくれて気が紛れたし。屋根が低いからすごくやりにくそうだったけど…。この中では自分のメッセージを書いた折り紙で船を造り、池に流すことも出来た。それが一体どうなるのかは謎だったけれど(多分流しっぱなし)ゆらゆらと奥に入って行く船を見ていると何となく癒された。それから並んでなかったアイルランド館。私は一人で「ケルトだ!北欧神話だ!リバーダンスだ!!」と大喜びで騒いでいた。その他には入れず…。
 何故か道を戻ってしまってグローバルコモン5「アフリカ」。エジプトとNEDO以外は全部入れた。基本的には「おみやげを売り飛ばしに来たのかしら…」という印象しか持てないような売り場ばっかりだった。いきなり首を撫でられて、何かと思ってびっくりして引いたら「イイニオイ!ジャスミン!」って言われて…首から何かにおう…。香水を付けられたらしい。だぁも腕につけられたらしくて顔をしかめていた。この頃にはもう足が痛くて、ちょっと歩いてはどこか座れるところを探して座り込む…という状態。ここでもビデオをエンドレスで流している場所に椅子があり、暗黙の了解でさっさと座る。おかげでシーラカンスに詳しくなってしまった(笑)同じビデオを1周半も見れば…。そうそう。こっそりとルーシーの骨が来ていたのにはびっくりした。全然広告を打ってなかったのになぁ。偽物なのかな…。
 よろよろと来た道を戻る。でも、ちょっとだけこんな光景に安心する。
死屍累々。
やっぱりみんな疲れるよねぇ〜。ここがもし日陰だったら、もっと死屍累々だったと思うけど。運転してきているお父さんなどはもう帰りのことを考えるとイヤだろうし。
 帰りのことを考えていたのはお父さん達だけじゃなくて、我々も一緒だったり。2時。暑さは極み。疲れもピーク。でも、空模様が何となくこれから曇って一雨来そうな感じ。「これから絶対曇る。一雨来るから、もうちょっと頑張ってみよう」とだぁに言う。へたれそうなだぁがお手洗いに行っている間、「一応来たんだからね」という証拠写真を撮っておく。
証拠写真
 この写真を撮った直後、すぅっと日が陰った。一気に体感気温が下がる。やっぱり湿度はそんなに無かったんだ。心折れかけのままでお手洗いから出てきただぁも、この変化にびっくりしたらしい。「ちょっと頑張ろう〜」とワンダーサーカスに並ぶ。70分だけど、ずっとじわじわ進んでいるし、奥の方で大道芸やってるから(二人とも大道芸好き)気が紛れる。少しして、読み通り雨が降ってきた。これで客が減ってくれないかな、とほんの少し期待。私は日傘が晴雨兼用なので平気〜。が。直後、鳴り始めた雷の音に私の方が心折れそうになる。雷嫌い〜!!それを面白がっただぁの方が元気になっていた。
 ここの待ち時間はあんまり辛くなかった。雷は辛かったが…。行列を作っているポールが所々冷風を出す仕掛けになっていて涼しかったし、天井から見えないミストを出して気温を下げる工夫がしてあったし、近くを並んでいるお子ちゃま達は面白かったし。しかし親子で来ると大変だよね。子どもが脱力の限りを尽くしている。それを抱えて並ばなきゃいけないお父さん・お母さん…。重たそうだ。で、きっちり70分並んで見たのは…やっぱり子どもだまし…かな。
 つづく。