愛地球博レポート5

 栄養補給をしてちょっと元気を出している間に周りを見回してみる。
座っていたベンチから見て、正面のアメリカ館の大行列はもうどうでも良いとして、気になるのが右前方のアンデス共同館と左前方の中米共同館。アンデス共同館からは、何故かものすごい勢いで霧が吹き出しているのだ…。粒がこの辺まで飛んできそうで、それはそれで涼しげなのだけれど。で、中米共同館。看板に現地語?で国の名前が書いてあるので読みにくい。エルサルバドルコスタリカホンジュラスニカラグア、まではすんなり。ぐ…あ…て… あー、グアテマラね。遠くて字が見にくいけどパラオパナマか…で、べりーず…
だ「ベリーズなんて国あったんだ」
綾「あるんだよ(苦笑)知らない人多いと思うけど…」
だ「万博の面白さがあるな(知らない国を知るから)」
 食べ終わってその中米共同館へ。パラオでした。入ってみると、まず各国の海岸の砂が詰めてある筒があって、さわれるようになっている。前を歩くおじいさんがコンパニオンさんに「これ、少しずつもらっていっていい?」と聞いていた。砂を持って帰ってどうするおじいさん。ここは甲子園じゃないぞ。残念そうに見ているおじいさんを後目に砂に触ってみる。「ぬくい!」「おー。ホントだ」と騒いでいるだぁと私を見て、おじいさんも後から興味津々でまねをしていた。ざらざらの砂!って感じの砂と、さらさらの、ほとんど粉みたいな砂があった。面白いなぁ…何が違うんだろう。その他はつつーっと通過して、コーヒーがイイ香りをさせている所まで。買おうか迷ったけれど、あんまり飲まないので結局やめた。出口近くで引っかかる。小さな素焼きのジャコランタン(ジャック・オー・ランタン)のてっぺんに穴が空いていて、そこにいろんな種類のエアプランツが植えてある。元気よく空を向いているエアプランツのジャコはモヒカンみたいで可愛いんだけど、でれーっと地面を這うようなエアプランツや、ちょっと枯れかけ?というものもあり、そんなのが植えてあるジャコは何だか顔も情けなさそうに見えて笑えた。
 アンデス共同館は、霧のカーテンに濡れながら入り口までいったのだけれど、何かの演奏会をしていたらしく、結局見ずに通過。アルゼンチンとドミニカって行ったっけ?記憶にない。メキシコやカナダは多くて入れず。この頃からまた雨が降り出していた。
 最後に中央部分のグローバルハウスへ。人があんまりいないからマンモスが見られるかと思って結構長い距離を歩いて行ったのに、もう予約を取っている人しか受け付けていなくて見られなかった。足も痛かったし、これで完全に二人して心折れて「帰ろうか」ということになる。階段を上がって北ゲートに向かうと、良い香り。さっきからここを通るたびに香ばしい香りがするんだけど、何なんだろう? と、だぁがお手洗いに行っている間に香りをたどってみると…キャラメルポップコーン売り場だった。お手洗いから出てきて私を見失って捜しているだぁに「はい」と突き出すと、「これか…って、買って来たんか…」と笑われてしまった。いいじゃんー。ポップコーンを食べながら、北ゲートを出て帰路につく。
 おみやげをどうしようか迷ったんだけれど…出口付近のおみやげ売り場は相変わらず長蛇の列。外に「レジの最後尾」なんて看板が出ているくらいだもんな…。結局、名古屋駅のキオスクで買ったんだけれどね(笑)
おまけ写真
東山動物園にいた謎カラス
すてきな宿屋にあった謎建物