イギリス総まとめ

 「イギリスの人にアメリカ人の英語は全然通じない。日本人の英語はもっと通じない」と聞いていたのでしゃべる機会があったらゆっくりはっきり発音しようと思ってものすごく構えて行った。もともと英語なんて大の苦手なので、はっきり発音したって聞いてもらえないかもしれなかったのだが。
 それでも、お手洗いの場所を聞いたりカフェで注文をしたり、何となく返事をしたりということは出来る。言われてるほどじゃなくて、自分が言いたいことくらいは(ジェスチャーとかもあるし)かなり分かってもらえるなあという感じだった。相手の言ってることはあんまり分かってないんだけど…。たまに相手の発音が悪すぎて、何を言っているのか全然分からない人もいるけど。添乗員のお姉さんもかなり日本語英語だったし、怖がらなくても何とかなります。きっと。
 こっちの見た目が、もう見るからにアジア人だからなのか、困っていると助けてくれる人もいる。日本語でしゃべってくれる(あいさつ程度)人もいる。こっちが引きすぎなのかなあとも思う。小さな村を見ているとき、いきなりアジア系の人に「Are you Japanese?」と聞かれ、びっくりして思わず「Yes」と答えたら、「あー、よかった!日本人だった!すみません、カメラのシャッター押して下さい」と言われた。日本人同士なのに英語で会話…(苦笑)怖がらずにどんどん日本語で行っちゃっても何とかなるんだろうなあ。
 子どもはものすごく可愛い。見た目も、舌っ足らずな英語も。帰りの飛行機の中で2〜3歳くらいの女の子と並びの席になったのでちょっと一緒に遊んだのだが、連れて帰りたいくらい可愛かった。ナショナルギャラリーでは親子の絵画教室みたいなコトをして部屋を1つ貸し切り状態にし、授業をしていた。絵の鑑賞の仕方を教えていた(と思う)のだが、先生の持って行き方が上手なので、子どもが張り切って手を挙げていろんなことを言っていた。うーん。これは見習わなければいけないな…というか、美術館とか博物館とかがほとんどタダだっていうのが、日本ではまずあり得ないことだよね。環境も良い。
 何度も言うけど、食べ物は×。コース料理にしても飲み物は別注文。コーヒーも付かない。ビールはぬるい。味は薄かったり濃かったり。しかも高い。マクドナルドなどのチェーン店には入っていないので分からないけど、どうなんだろうなあ。大英博物館の入り口で売っていたその場であげているソーセージと玉ねぎを挟んだホットドッグはものすごくおいしかったけど。2.5£。
 うちはトラブルにあわなかったのだが、おつりの間違いも多いらしい。チップはあんまりない。ポーターさんに荷物を運んでもらったときと、枕銭くらいか。トイレは箱があって値段が書いてあればその金額をチップとして入れるらしいけど、そういう所に当たらなかった。
 総じて好印象。景色も綺麗だし、行けたらまた行きたいと思える所。だけど、飛行機13時間は辛いなあ…。