撃沈

 ま、毎月のことといえば毎月のことなのだが…体調不良で撃沈。というより、耐え難い痛みで朝5時に起きてしまい、あとちょっとだからと我慢したけれど寝直せず、結局いつもより早くもそもそと起き出して鎮痛剤を飲む。空きっ腹に飲んだし、朝ご飯をあまり食べる気になれなかったので、かなり早く効いたのだけれど…胃には良くない。今年はマラソン練習の伴走が無くてよかった。
 給食を食べている間に薬が切れてまた痛みに襲われた。食べ終わって昼休みになったら薬を飲もうと我慢。ごちそうさまをして食器を片づけ、さあ降りようと思った瞬間。ぱりーん!!というイヤな音…。やってくれたな…。おかずのお皿と牛乳瓶をダブルで落としてバリバリ。こればっかりはお子ちゃま達に任せるわけにはいかないので、痛みに耐えつつしゃがみ込んで拾う。
 やれやれとふらつきながら職員室に戻り、白湯を用意しておいてから冷ます間にお手洗いに行く。戻ると、机の上に物が増えている。普段は階段の掲示板に設置してある板。「○年生の作品」とか書いてある物だ。何?一体誰の忘れ物? 近くで部長と話していた教頭に「これ、先生のですか?」と聞いてみる。くるりと振り向く教頭。背筋に悪寒が走った。
教「あ〜!綾戸先生!!降りてきてくれた!?」
綾「…薬を飲みに…」
教「あのね!仕事が速くて頭の切れる綾戸せんs
綾「ほめても何も出ませんよ!!」
教「この看板ね、印刷でちょちょっと作って欲しいんだけど…」
綾「(無視ですか!?)これってプラスチックの看板をですか!?」
教「いやいや、紙でいいからさ〜」
部「綾戸さ〜ん♪ちょっと作ってやって〜。お願い♪」
綾「…私、今生理痛で、ホンット勘弁して欲しいんですけど…」
部「ありゃ!そうなん? もう帰り〜」
綾「いや…今から観察授業(管理職が見に来る。査定のためだ)なんで…」
教「あ〜!そうよねぇ。かわいそうに。頑張りよ〜!」
 頑張れって…見に来るのはあなたでしょう教頭先生。帰ってイイよとは言ってくれないのね。取りあえず「明日でも明後日でもイイ」と言わせたけれど…とにかくタイミングが悪い。
 結局6時間目が終わってへろへろになってから作って帰ったのだけれど。研究会当日に撃沈して休んでやろうかと思ってしまう今日この頃。