標語作り

 福山市では毎年「人権標語」なるものを募集しており、大抵の小学校ではクラスで1枚提出しなければならない。この忙しい時期に…
 さて(笑)クラスで1枚を出すとしても、一応全員に書いてもらわないとね…と、まずお子ちゃま達に「人権とは何か」から説明せねばならぬ。とはいえ、人権って何かって説明できるんだろうか。大人に対しても難しいような気がする。とりあえず、「すべての人が、幸せに、楽しく暮らせること」と言っておいた。分からないなりにも何となくうなずくお子ちゃま達。標語といっても七五調が書けるわけじゃなし、「けんかをしないようにしよう」とか「みんなでなかよくあそぼう」とか、そんなのがざらざらとできあがる。その中で、いつも手を焼くナオヤが持ってきた紙には…
「さむかったら あったかいかっこう しておきな」
と大書してあった。うん。ナオヤ…キミには暖かいのが幸せなんだね…上着着ないのにね…。つい倒れ伏してしまい、しばらく考え込んだあげく「さむかったら みんなであそぼう あったかいよ」にさせてみた。ホント、発想が斜め上を亜光速で飛んでいくよなぁ…。