ペースはつかめたものの

 授業が何となく解ってきたので何とかなりそうな気はしてきたが、突然「先生、今日ここやってくれる!?」と予定していた2時間先を言われるとさすがにびっくりする。やるけどさ…。「詳しいことは私もよく解ってないから、子ども達にどこまでやったか聞いて!」とのことだったので、子ども達に聞いてみた。
 「どこまでやった?」
 「…そんなの、やったかなぁ…」
おい。一人できの良いのが「やった気がするなぁ」と言った以外は果てしなく頼りない返事だったので、「もういい、最初からやりましょー」と言って2時間分巻き戻して授業。結局一緒。
 大休憩、次は書写2時間だよな、とぱたぱた準備してると、手を洗いに行った休憩室で「あ、綾戸さん良い所に来た〜。ケーキ食べない?♪」と声をかけられる。へ!?何でこんな所にケーキ?前に私が見ていた2年の先生が、5年生の先生と2人で食べようとしていたのだが、2人じゃちょっと多いよねと思っていた所に私が通りかかったらしい。えーっと、急いでるんだけど…しょうがないので一欠片食べて(あんまりたくさんもらっても悪いしさ…)手を洗って次のクラスは4年生だっt
 「あら綾戸さん、遠慮しないでもっと食べて〜。私達もう食べちゃったから♪」
 「そうそう。残り全部あげるよ♪ はい、フォーク♪」
 えーっと渡されました。次の授業まであと5分ないんですが!(食うけどさ…)

 そんなこんなでぱたぱた過ごした午前中が終わってしまうと、今度は何もすることがない午後が始まる。分掌があるわけでもなく、ただココにいるっていうのはものすごく苦痛なんですが。授業は何とかやっていける。でもこの飼い殺し状態はかなりキツイ。