二日目。

 朝7時起き。お風呂に入って、朝ごはんを作る気にもなれなかったので、3人娘が泊まっているビジネスホテル横のマクドナルドでご飯を食べる。昨日「フルーリーが食べたい!」と言いつつ結局食べてなかったHさんの代わりに(?)旦那が食べていた。おいしいけど、そう毎回頼みたいものでもないかなあ、高いし。それよりは名前忘れちゃったけど、ポテトとチーズが入って丸く整形して揚げたの…あれがおいしかった。最近期間限定で出てたらしい。
 今日の予定をいろいろ考えた結果、やっぱり市内を中心に案内したほうがいいかな〜、ということになった。一応観光が地場産業なので見るところはあるのだけど、若い女の子を案内するとなると…
 綾「ロープウェイで上がった山のてっぺんに、縁結びの神様がい…
  『行く!行きます!!』
 旦「反応はやっ!(笑)」
実は私も行ったことがなくて、ちょっと楽しみだったりする。ロープウェイに乗って、最近断崖が大好きなのだというHさんは大喜び。「あの崖がいい♪」と言っていて周りの人たちがちょっとびっくりしていた。上がってみると縁結びの神様だけではなくて結構いろいろある。もちろん展望台もあるし、ハーブ園もあるし、生垣で作った小さい迷路まで。ロープウェイを降りたところにあるお土産屋を堪能して「そろそろ縁結びのほうへ上がってみようか」と言っていたら、Hさんが行方不明に。あれ? その辺探し回ってもいないし…さっき写真を撮っていたときにはいたのにな…。
旦「先に上がったのかもしれないし、行ってみようか」
綾「そだねー。みんな行くよ〜」
M「はーい。ご利益あるんですかね〜♪」
I「Hさんも張り切って行っちゃったのかなぁ?」
    「きゃ〜〜〜〜〜♪」
小さく下から聞こえた悲鳴に4人そろってバッと振り返る。
I「今のって…」
M「Hさんの声だったよね(爆)」
    「きゃあ〜〜〜〜〜♪」
綾「また聞こえた…下?もしかして迷路の中!?」
M「今かばんがチラッと見えました!」
呆れつつ走っていった旦那をみんなで爆笑しながら追いかけて迷路のあるところまで降りる。やっぱり迷路の中からHさんの声が聞こえる…。一瞬迷って旦那が迷路の中に入り、少しすると出口から「わーい、ゴール〜♪」という喚起の声とともにHさんが出てきた。程なくして旦那も入り口から引き返してきた。みんなで「もう上に行ってたんだよ、探してたんだよ〜。何の悲鳴だったの?」と矢継ぎ早にいろいろ。
H「はっち(蜂)がいっぱいいたんですよ〜。だからきゃーって…(笑)」
 左様でございますか姫(苦笑) 結局MさんもIさんも「競争しようか!」と迷路に入って行き、私と旦那とで笑いながら(旦那はかなりのパーセンテージで苦いものが入ってたが)出てくるのを待っていた。
 迷路も堪能してから改めて縁結びの神様の元へ向かう。直前に休憩所があり、そこに絵馬とおみくじが置いてあった。迷わずおみくじを引く3人娘。でもあんまり結果が良くないようで。待ち人来たらずとか、水難の相が2人に出てるとか。悩んだ挙句に私も引いてみた。
「旅行:良し。連れの人に注意」
 …………ここのおみくじ、当たるのかもしんない。みんなに見せたらみんなが一人の方を見て、見られた一人は「誰ですか〜、注意されるのはもう〜。Mさんっ」と人のせいにしていた。
 休憩所のすぐ上に夢殿を小さくして作ったというお堂があり、その中に愛染明王の像が安置してある。私はもう終わっちゃったので、3人にそれぞれすばらしい縁がありますようにとよくよくお願いをしておいた。おみくじがぴったり当たるくらいなんだから、霊験もあらたかなんだろうという期待。
 その他もくるくるっと回ってみる。ハーブ園はあんまりたくさん種類が無かったけれどもにおいをかいで楽しんでいた。カレーのにおいがする葉っぱがあるのね。ちょっと触ってみたら触った手全部がカレーくさくなってしまって辟易。
 またお土産屋さんをぐるっと回って今度は買い物もして、降りてみたらロープウェイの入り口がすごい人。バスのツアー客がどっと来たらしくてとんでもない勢いで並んでいた。早目に行っておいて良かったね〜。
 次は水族館へ。ここの水族館は小さいけれどもいろいろあって好き。ショーもかなり手馴れているのでみんな楽しんでくれたようで、写真を携帯やデジカメでバシバシ撮っていた。なかなかの力作がたくさんできていたみたい。日向ぼっこして頭がこっくりしているペンギンとか。動物は癒されるやね〜♪
 お昼ごはんをのんびり食べたら帰る時間。道の駅などにちょっと寄り道しながら最寄の新幹線の駅(最寄って言ったって遠いんだが)まで送っていく。寄る場所場所でみんなお土産を買っていて、すごいな…と思ってしまうほど。お友達が多いんだねぇ。もう寄るところも無くなってさぁ飛ばすぞ!という頃に渋滞にはまってしまって動けなくなってしまった。指定をとっていなかったから良かったようなものの、予定していた新幹線には全然間に合わなくなってしまった。最終には絶対に間に合うけど…その辺はゆとりをもって計画していて良かったというべきかな。ナイスMさん。
 渋滞を抜けてようやく駅に着いたのは、目標の6時を大幅に超えた6時半。結局7時の新幹線に乗ることにして、またお土産を見ながらホームで立ち話。お互いに帰ると現実が待っているから何となく離れがたくて(苦笑) またね、またね!と言いながらお別れをする。
 そこから今度は旦那の運転でぶっ飛ばして帰って1時間ほど卓球の様子を見に行って帰る。本当にお疲れ様でした。