暑い時には

 泣くんじゃないかと思うくらいに暑い一晩だった…。寝返りを打ったら耳の後ろが「ぺちゃ」と音がするくらいに汗をかいていた。クーラーも扇風機も、何となく遠慮がちにタイマーをつけて寝るんだけど、切れた瞬間…というよりは切れる直前にふと目が覚め、ん?と思った瞬間に「うぃぃぃぃ」と音がして止まる気配。腹が立つ。
 それでも意地になって朝9時頃までは横になっていたのだけれど、もう限界。起きてシャワーを浴び、ちょうど起きた旦那と一緒に洗濯機のメンテナンスをして、さぁ、どこに避暑に行こうか。朝ご飯を食べに行って、そこで涼もう。
 6月頃に新しく出来たカレー屋さんがずっと気になっていたので、行ってみることにする。この辺にはナンを食べさせてもらえるようなところって他にないしねぇ。涼しいところ!涼しいところ!と勇んで行ってみれば、ちっとも冷房が効いていない。開店してすぐだからかと思って、席についてしばらく。やっぱり涼しくない。これがデフォルトか?カレーを食べるのに、インドの気温を演出してくれなくってもいいんだよ?
 品物はかなり早く出てきて、待つ時間がないのは花丸。味もそこそこ。欲を言えばナンがもうちょっとおいしくてもいいけど。ただ、超特大のナンの量と、とにかく暑い。そして熱い。旦那と汗をだらだらかきながら「冬に来ればよかったね」と言いつつ食べる。店の外に出ても、気温としては違和感がなかった。
 家に帰って、改めて自分の家のクーラーで涼む。意味がない…。