vs BCG

 以前から通知が来ていて、今日だったので行ってきました、初めてのお注射(笑) 予定の時間よりも早く行ったのに6番で、お母さん達は慣れていてもお子ちゃま達は初めての場所&雰囲気。「何、ここどこ?何するの?」っていう空気満載。しかも体温計で熱まで測られて、妙な気分らしい。ちびもそんな空気に巻かれて、私のひざの上でおとなしくしていた。
 さて、少しして注射開始。一人ずつ呼ばれるらしい。一番に診察室に入って行った男の子のすんごい泣き声が、しばらくして聞こえてきた。待合室の空気が一気に不穏になる。肩をむき出しにしたままでわんわん泣いている男の子を抱えたお母さんが慣れた感じで「はーい、気のせい気のせい。泣かないの。みんな泣いちゃうよー」とあやす。泣き方がすぐに甘え泣き(これが分かるようになったら親だと思う)になるけど、次の子がまた泣いて帰ってきたのを見て、また思い出したように泣く。2人の方向をじーっと見ていたちびが「あうぅ。あー」と不安そうに声を出す。なんだか泣きそう。こういう顔初めて見たなぁ。
 呼ばれてちびの番。左腕だけ遠山の金さんみたいに出しているだけで「いやー」って泣きそう。診察室に入ってアルコールを塗られて乾くのを待つ間に先生に問診され、ちびはさらに泣きそうな顔をする。看護婦さんが菌の液体を塗り、先生がはんこをぐいーっと押し付けた。え、そんなに押すの!?ぽんぽんって感じかと思ってたら…。さすがに「うぎゃー!」と泣き出したちび。先生容赦なく2回目。いやー、痛そう痛そう! 「はい終わり〜♪ 向こうでよく乾かしてね」って簡単に言うけど! とにかく泣き止ませないと待合室がもっと不穏な空気になりそうで、急いであやす。乾くまでは片袖脱いだまま。泣き止んではいるけれどもいつでも泣けますぜ!って状態。次々診察室から泣きながら帰ってくる子の泣き声を聞いてはまた「ふぇぇ」と泣きかける。「はいはい、大丈夫ー。思い出さないの〜」とあやしていたら、周りのお母さんに「思い出し泣き?」って笑われた。
 ずーっとあやしい空気のまま腕を乾かして、服を直してから外で待ってくれていたおばあちゃんの車に乗り込む。もう寝そう(苦笑) いまいちあやしい空気のまま一日を終了させた。とりあえず勝負としては負けかな?(勝負だったん?)