お手伝い顛末記

 農協の朝市でそら豆が安かったので買ってきて、豆ご飯(というか、炊き込みご飯)が好きなちびと旦那にちょうどいいやとそら豆ご飯にすることに。台所でさやから豆を出したけど、それ以上立ったまま中の皮もむくのがしんどくなったので、仕方なくざるに豆を入れてリビングへ。
 座椅子に座って机にざるを置くと、ものすごく嬉しそうにちびが寄ってきた。目がキラキラだ…。私が皮をむいているのをしばらく見て、自分も手を出す。まあ口に入れなきゃいいや、と見張りながらむき続ける。何だか真似をしてるつもりか、むにむにと豆をいじってはゴミがついた(つもりの)手をざるの上で振り、豆を「ハイ」と渡してくれる。「ありがとう〜」と受け取ると、次の豆を手にしてまたむにむに。するうちに今度は皮に爪を立てて傷をつけ始めた。お〜、よく見てる。
 しばらく頑張ってるうちに、皮のかけらがちぎれた。嬉しい〜ぃ顔でざるの上で手を振り振り。そしてまた戦いに戻る。本人なりにお手伝いしているらしい。一度二度皮を口に持って行きかけて怒られながら、最後までお手伝いしてくれました。
 父ちゃん、ご飯おいしかった?