かわいそうにねぇ…

 夕方、ゆぅが「マンマ!マンマ!」と騒ぎだす。お腹が空いたか…まだ母が仕事から帰ってこないけど、ちぃは寝てるし今のうちに食べさせよう、と急いで準備。
 食べさせ始めて少し。2階から弟が降りてきた。…と、何かに足を引っ掛けたらしく、ガッタン!となかなかの音。ちぃがピクリと反応する。
綾「粗相だね(笑)」
弟「何がよ?」
 緊急地震速報並の時間差で、ちぃが「うぎゃ〜!」と泣き始めた。
弟「粗相って、私!?」
 その通り(笑)
 私はゆぅのご飯で動けない。父は用事中。レスキュー隊が来ないことを悟った弟は、オタオタとちぃのゆりかごに近寄って座り込み、助けは来ないのかともう一度私を苦笑い100%で見て、仕方なく抱き上げようと手を伸ばした。おぅ、抱っこするんだ…意外(姉の素直な感想)。抱き上げてくれたは良かったが…
綾「首支えて!首!」
弟「首…?支えてないと、もげる?」
 …照れ隠しもボケねばならぬ関西人。
 たまたま姉の里帰り出産時に暇人をしていただけで独身男には辛い事態になることがある弟。母が少し前に「結婚にせよ子育てにせよ、裏側の大変なトコを先に見てるからねぇ、あの子は…」と結婚しないかもしれない息子(と、自分も?)の身を案じて嘆息していた。
 …あと3週間だから、面倒見たってちょうだいm(__)m