かわいそうにねぇ2

 平日の午前中は、ゆぅをひいじぃの家に連れて行って遊んでもらっている。その間に私は用事をしたり少し休んだり。ちぃが生まれる前は私が一緒に行っていたけど、今はなかなか簡単に外に出られない。ひぃばぁが迎えに来てくれたりしていたが、それも負担をかけるし、私も静岡に戻ったらそんなに悠長なことは言っていられない。そこで、今日は練習!
 玄関でベビーカーの準備。すると、ゆぅがあっという間に擦り寄って来て、自分が乗る気満々。残念だが、今日からこれはちぃが乗るんだ…。準備が出来たら「これから行くよ」と祖母に電話して、ちぃをベビーカーに寝かせる。ゆぅの顔が曇る…。ゆぅに靴を履かせてベビーカーを外に出す。ゆぅがよたよたと出て来る。そこにひぃばぁが登場。心配して来てくれたらしい。いつもなら手押しの棒が付いている三輪車に乗せて行くのだが、練習なので歩いて行かせる。片手でベビーカー片手で三輪車を押すのは無理だし、ゆぅだって少しは歩かなきゃ。
 私と手をつないで諦めたのか、憮然と歩くゆぅ。それを見て祖母が「えらく機嫌が悪いね?」と言った。マイカーは取られるわ、自分は徒歩だわ、姉は辛いよね…。かわいそうだとは思うけど、それに慣れてくれないと、こっちも困るので。