娘の愛

ちぃが離乳食のおかゆをもくもくと食べている間、ゆぅも「ゆぅちゃん!ゆぅちゃんの!」と欲しがって仕方ない。おもちゃだろうが何だろうが欲しがるからなぁ…欲しがらないのはおっぱいくらいのものだ。仕方がないのでゆぅの大好きなスティックパンを渡す。お昼ご飯前だけどなぁ…と思いつつ、それで黙らせることに。

残っていた2本のうち、1本はあっという間に食べてしまった。もう1本に手を出して、2つにちぎる。「かっかっこ♪」と半分この歌を歌いつつ、ちぎったパンはずいぶん不揃いの半分こになった。「かっかっこ♪はい、どーぞ♪」とパンの片方を私に差し出した。いつも、半分こしたときは小さい方(たいてい右手側が小さくなる)をくれる。「ありがとう」と手を伸ばしかけたところ、ついっと引っ込めた。

じーっと、2つを見つめて…

ゆ「おっきーの♪」

と大きい方を私にくれた。びっくり。これは初めての行動だわ…。「ありがとー♪母ちゃん、感涙で前が見えないよ〜」と泣きまねしつつ受け取る。するとニコニコしながら「かっかっこ♪〜っしょ〜べよう〜ね♪(半分こ、仲良く一緒に食べようね)」と歌って、小さい方を自分の口に放り込んだ。

ちぃの面倒ばっかりでなかなかゆぅに構ってやれないけれど、ちぃのおもちゃも食べ物も全部欲しがって取っちゃうけど、優しい子には育っているのね…とうるうる。

もらった大きい方のパンを食べずにそーっと元の場所に戻しておくと、「あ〜♪あった〜♪」と言いつつ自分で食べちゃう鶏頭さんだけど(笑)