苦労する指遣い

 今日はフルートのレッスンだったのだが、今、2週連続で曲が止まっている。合格できない。原因は分かっているのだ。指遣いができないだけ。ラ♭のキーを必ず落とすのである。ピアノを始め、鍵盤楽器をやっていると、必ず音の並びは
   ファ♯(ソ♭)   ソ♯(ラ♭)
 ファ       ソ        ラ
 となっているのだが、フルートのキーは違う。

  ファ  ソ ラ シ
    ソ♯(ラ♭)
   (↑左小指)
 なのだ。左手の小指でキーを押すこと自体、鈍って出遅れたりするのに、ソの下に半音あげるキーがあるのだ。いまだに納得いかん。ピアノ畑でやってきた綾戸にとって、楽譜を見た瞬間キー配列が頭の中にイメージとして浮かんでくるのだけど、このキー配列はフルートではありえない。練習中も「うきー!!」って練習して、レッスンでもうきー!ってうなりながらやっている。先生はもちろんプロだから、それがおかしくて仕方ないらしい。「ラ♭落としすぎよ〜拾うの大変よ〜」って笑うけど、納得行かないんですってば!できないんです!
 当分この曲は苦労しそうです。…てか、Es durが苦労する。