料理をする

 先日、畑の野菜を収穫した。大根、カブ、ブロッコリー、ほうれん草。大根やカブは葉っぱが結構大きくなっていたから実はどうかなぁと思っていたら、「ぽふ」っと抜けた。ほとんど食べるところがない…。夏野菜作りでお世話になった地域の方にお礼の料理を作らねばならないので、地域の方に招待状を書く。しかし野菜はどんどんしおれていく。葉っぱだけでも炒めて冷凍しておけばずいぶんもつはずなので、今日急いで炒めることにした。 
 その他の調べ学習の準備をしている時間に、グループから1〜3人家庭科室に来させて調理する。先に葉っぱを切っておいて、お子ちゃま達に「こうやって切って、しっかり洗ってね、こうやって炒めるんだよ」とやってみせる。すると「うわぁ、慣れてる」と男の子につぶやかれてしまった。「アナタねぇ。一人暮らしの主婦を何だと思ってるの」と笑ったけど、料理を始めたのはつい最近。やっておいてよかったとつくづく思った(苦笑)
 いつも一人では何もできない子もくっついて来ていた。どこかのグループに入るわけにもいかないので、私の助手としてそばにくっつかせておいて、「これ洗って〜」「これも」といろいろやらせる。「包丁で葉っぱ切ってみる?」と聞いたら「こわい…」と言っていたけど、しばらく私のを見ていたら「それならできそう」と自分から言い始めたので、喜んでみじん切りをさせる。こわごわ片手でたすたすと包丁を使っていたけど、今日は自分でサッカーもしたし、算数も頑張ったし、珍しく積極的なのがうれしい。
 結果、山のような大根葉の炒め物とほんのちょっぴりのほうれん草のゆでたのと、さらにちょっぴりのブロッコリーができた。ほうれん草と大根葉は冷凍しておいて、ブロッコリーと私が最初に手本で作った大根葉の炒め物は「味見用」として教室に少しだけ持って帰らせて給食のときにみんなで食べた。おいしかった?