今年の運動会その2

 というわけで、今日は自分の所の体育発表会(苦笑) 前の晩に何故か眠れず(疲れすぎていた模様)、ようやく寝たのが2時くらい。で、起きるのはいつもより早い5時45分。目は開かないわふらつくわ、とんでもない状態だったけれど、何とか起きてご飯を食べて、ちょっとぼーっとしてから、滋養強壮剤を飲んで(体力的)、あるブツを見て(精神的)、そして出発。何とか1日頑張るぞ〜!(元気になってる)
 職員は7時40分に集合。準備をする。客席にはそれぞれの子供会のテントがもう立ち始めている。個人のパラソルや小さなテントも立ち始めている。最近あんなテントあるんだねぇ…。何用? 1、2年の担任はお子ちゃま達が来たら、教室に上がっておく。私が教室に入ると、もうほとんどのお子ちゃま達が来ていた。もんのすごいテンションだ。「今日は本番だぞー。頑張れよ〜!負けるな!」と声をかけたら、
 「おー!!気合いだー!!気合いだー!!気合いだー!!」
 といきなり叫びだした。びっくり。(後で6年生の先生に「センセの所、朝『気合いだー!』って叫んでたね…」と笑われた)ま、こういうときにテンションが高いのはいいことなので、放っておく。というか、少しあおる(笑)
 かなり緊張もしているようで、集合もそこそこ早いし頑張って並んでいる。マツケンサンバはプログラム4番とほぼ朝イチ。毎年のごとく準備係の私は、並ばせておいて準備をしにテントに行って、また走ってお子ちゃま達の所に行く。「しっかりおしり振りなさいよ〜」と声をかけておいて、今度は本部席前に。で、入場の音楽が鳴ったら、入場の笛を吹く。言っておいただけあって、結構しっかりお尻を振っていたし、あんまり忘れてなかったし、まあ成功といえようか。学級閉鎖になっていたクラスだけ、退場せずに円の周りをぐるぐる回っているというアクシデントもあったけれど、何とか自分達で気が付いて退場していってくれた。保護者受けは、おしりのおかげでかなりよかった模様(笑)
 しばらく準備テントであれこれ準備をし、線を引いたり物を出したりして走り回る。6年生がよく動いてくれるので助かる。次は難関の徒競走。何が難関って、走る順番に並ぶのが難関(苦笑) こっちもポケットにリストをつっこんでおいて、確認しながら並ばせる。並ばせた場所から入場門までまた動かなくてはいけないので、列がずれてしまわないように手をつながせて移動。走り始めちゃうと、もう緊張しているのでそんなに間違えないのだけれど。うちのクラスには金曜日に「何かを握りしめて走ると速くなるよ。小石とか。で、しっかり腕を振りなさい」と言っておいたら、ほぼ全員が両手に小石を持っていた。「昨日探した」という子もいた。それもびっくり。成績は…まあ、それなりでしたが。どっちにしろプラシーボだしね。
 午前の最後は全員で「くわい音頭」なるものを踊って終了(福山はくわいの名産地)。
 午後からは玉入れしかないのでお子ちゃま達はもうそろそろ限界が近くなっている。玉入れはいつもよりたくさん入って、3組と4組が11個ずつ。今まで最高9個だったのに、すごい。やればできるんじゃん。
 準備係のメインはラストの組み体操。線が複雑怪奇。でもチームワークで乗り切る。2種目前からみんなで予習して役割分担してたし(笑) で、練習中に塔から落ちちゃって事故になりかけてたので職員総出で補助に入る。でも、かなりしっかりした6年生、本番はばりばり決めていく。全然落ちない。落ちかけたところは先生が何人か支えていたけれど、私の周辺は何ともなくて、見ているだけだった。…が。いきなり「センセ!」と女の子の声。振り向くと「センセ、ここ、足りない!」 さっきまでは担任の先生が入っていた場所。え?その先生は…見まわすと、いつの間にかよその支えに回ってる。忘れてるな…。しょうがないので入る。
 「何するの?」
 「肩車して!」
 げっ。相手は私とそう変わらない体格の子。構えた瞬間上がりそうになくて、でもココで上がらないと諦めたらその子も傷つくし本番だし…根性で上げる。4組の肩車が向かい合って、上の子は手を挙げて、下は1・2のかけ声でぐるぐる回る。うううう。次の技。「センセ、サボテン(肩車していたのを自分の膝に立たせて頭を抜く技)して!」「はいはい」周りの子に並んだら「センセ違う!4組で放射状にするの!」「はいはい…(よろけて移動)」これで何とか解放された。ふー。他の技もかなりきちんと決め、しかもある塔などBGMでかかっていた栄光の架け橋を歌いながら上げていた。余裕だな君たち…と、周囲の先生がみんな笑った。最後は全員で波なので、もういいだろうとお子ちゃま達のテントに戻る。2年生は…みんな尊敬のまなざしで見惚れていた(笑)
 閉会式。もう、お子ちゃま達メルトダウン。手悪さ足悪さはもちろん、ふらーっとどっか行っちゃいそうになったり、見ていられない。とっとと帰らせる。我々はというと、「今日の片づけ組」と「火曜日の体力テスト準備組」に別れて作業する。ホント行事がせっぱ詰まってる。
 総じて、みんなよく頑張っていた。火曜日はほめてやらなくては。お子ちゃま達がこんなに頑張っているのに、保護者は…。ため息が出そうだ。自分が保護者の立場になったときに、こうはならないようにしようと自分に言い聞かせて我慢する。
 一旦家に帰ってシャワーだけ浴びて、また出発。打ち上げは…普段しゃきしゃき無言で仕事をこなすかっこいいキャリアウーマン風の先生が、ビールをジョッキ3杯、ワインに冷酒で完全に開花してしまい、うちのお父ちゃん(普段から面白すぎの人)でも負けるほどはじけていた。びっくり。その後、完全にできあがった学校で一番若い講師の先生に引き回されて校長・教頭2人・中堅の先生、若い女性講師3人と私で居酒屋へ行く羽目に。1年の先生をしている講師のヨシカ先生と私は車なので飲めないけど「理性が残ってる者の勤めだよね」とついて行く。しかしスゴイメンバー。しかも話していることは教育論だったりするのだから、みんなまじめ。帰ったら12時前。とにかくみんなお疲れ様でした。