ストラトフォード=アポン=エイボン〜小さな村々〜バース

 やたら長い名前のストラトフォード=アポン=エイボン。直訳すると「エイボン川にかかる道の渡し場」ということになるらしい。ストラトフォードという地名はたくさんあって、区別するときには正式名称を言うのだそうだ。川の周りに出来た綺麗な街。ここはシェイクスピアの生家があることで有名。ということで、周りにはこんなお店も。
シェイクスピアの1作品、『お気に召すまま』。
 生家に入ってみると、天井が低くて石畳の小さな家。壁紙や飾ってあるお皿などは「当時こんなモノを使っていただろう」という複製モノだけど、床はもちろん本物。かなりすり減ってはいるけれど、ここをシェイクスピアも歩いたのかと思うとちょっとドキドキする。ただ、作家として売れる前にこの家を出ちゃってるんだけどね。わりと近くにあった奥さん、アン・ハサウェイの実家には本物の「当時のお皿」「当時の椅子」があった。玄関脇の小さな長いすは、ガイドさん曰く「シェイクスピアが結婚前にここまでよく歩いてきて、アンとその長いすで語らってたらしいです」 しかも座って良いって言われたので座ってみる。座る所が短すぎて座りにくいけど、うおードキドキ〜!
 街はセールをしているお店がいっぱい。夏と冬の2回セールをするのだが、イギリスの人はその時くらいしか買い物をまともにしないとか。川の側には出店もいっぱい出ていた。
 それから2つほど小さな村を回る。すごく綺麗な町並みで心癒される風景なんだけど、とにかく人が多くて観光客だらけ。実際住んでいる人は鬱陶しいだろうになあ…。寒いのにクリークにばしゃばしゃつっこんでいって遊んでいる子ども(大人も)がいた。ヨーロッパの人は寒さに強いのか…?
 昼ご飯はフィッシュアンドチップス、夜はチキン。おいしくない…。同じツアーの面白いおばさんが「メインの中身がチキンか魚かビーフかってだけで、周りの付け合わせは全部同じ」とぽつり。至言だわ。