バース〜ストーンヘンジ〜ロンドン

 最悪続きのイギリスの食事だが、朝ご飯だけは最高においしい。(ご飯におみそ汁という組み合わせには勝てないが) イギリスの人は朝ご飯にかけてるのかなあ…。
 バースはBathと綴る。お風呂の語源となっている街。ローマの人がイギリスを占領していたときに、イギリスで唯一天然温泉が出るこの場所に浴場を作った「ローマ浴場」が今でも残っている。
 
今では衛生上入ることは出来ないけれど、鳩は入っていた。かなり気持ちよさそうに長時間ばしゃばしゃやってた。今でも一日125万リットル、46度のお湯がわき出ているそうだ。
 入れないけど、飲泉はあった。看板にも「これを飲まずに何を飲む」みたいなことが書いてあったので、取りあえずみんなで並んで飲んでみる(お金がいるけど)。……………で、全員でモノスゴイ顔をする。まずっ。くさっ。悪いけど、一家4人でコップ1杯飲めません。上品な老夫婦さんだけが1杯飲みきり、みんなから尊敬のまなざしを受けていた。
 ここの街はかなり栄えていて、お店も人も多い。感動的においしいチョコレートがあって、つい自分のおみやげに買う(笑) 教会では、ちょうど終戦記念日ということで12時にお祈りが始まった。すべての兵士達のために、そして広島・長崎のために、とお祈りの言葉。ありがたい限りだ。もちろん日本で被害を受けたのは広島・長崎だけではないけれども、戦勝国・敗戦国の分け隔てなく祈ってくれることがありがたいと思う。(イギリスはわりと日本よりで、「また日英同盟を組んだら面白いだろうな」と言うおじいちゃんもいるとのことだが…)
 そこからバスでかなり走って、ストーンヘンジに向かう。これが楽しみで仕方なかったのだけど…なんか…イメージが違う。閑散・荒涼とした中にぽつんと大きな石があるというイメージだったのだけど、観光客は目一杯いるわ、周囲に柵がしてあって近くに行けないわ(仕方ないけど)…とっても観光地。ただ、何故か写真を撮るとそこはストーンヘンジなのよねぇ…。

 また2時間ほどかけてロンドンに戻る。今夜は中華料理!! うまー♪ 食べてみてふと思う。そういえばイギリス料理には「うま味」がないよなぁ…。ま、中華料理のうま味も調味料なんだろうけど…。綾戸が一番喜んだのはお米。チャーハン♪インディカ米でもこの際許す!
 ロンドンの街を見ながらホテルに戻る。テムズ河に浮かぶたくさんの船には人が暮らしているモノもたくさんあるらしい。ぽつんとツアーのお客さんが言う。「住所ってどうなってるのかなあ…」 …謎だね。