やってもぉた。

 昨日の段階でイヤな予感がしてたんだろうか…と今になって思う。初任者の時以来の「泣きの説教」。お子ちゃま達にとっては日々のじゃれ合いでも、教室の中で暴れることは危険なのだ。毎日同じコトを言っても心してくれない同じ二人に、ついに雷どころか、泣きが入ったというわけだ。我慢することはできたのだが、「この際だ、涙を見せてやれ」と思ったことも否めない。さすがに周りの事情を全く知らないお子ちゃま達はびびっていたが、それ以上にびびったのは本人達だっただろう。まさか「自分の命を守ろうとしない人の命は、先生には守りきれない」と泣かれるとは思わなかっただろうから。これで少しは心してくれると良いのだが。
 でも、失敗だったのかな…とは思う。仕事なのだから、どんな事態に対してもニュートラルでいなくてはならない。もちろん、子ども相手なのだから、ある程度の感情は大げさに出すこともあるし、表情の出し方一つ取ってみても「こうやって出すんだよ」というのも教えないといけないこともあるから、派手に笑ったり派手に怒ってみたりもする。今回は一応冷静に考えた上で泣く表情を出したと自分では思うのだが、涙そのものは本物だった。あの子達が傷つくと思うと、そんなに悲しいことはないから。ただ、今回のタイミングで流して良い涙だったのかは、まだ判別が着かない。やっぱりニュートラルでいられなかったんだろうなぁ。