昨日、一緒に試験を受けた6人で「明日雨なら良いのにね。雷雨だともっと良いよね」と話していた。だって、今日の試験は実技だから。体育分野のみ5種目、というのには驚いたが、内容にも驚いた。長縄跳び、バスケットボール、ダンス、鉄棒、水泳。雨だと鉄棒が無くなるし、雷雨だと水泳もなくなるから。一体何の試験なんだと思われる方も多いでしょうが、要するに教員採用試験です。小学校なので体育も出来なくちゃならんわけで。じゃあこの試験だと音楽は出来なくて良いのか?と非常に疑問なんだが、サッカーの盛んな静岡県ならそれもありなのかと訳の分からない夏ばて脳の考え。音楽の方がいいんだけどなー…。
 「できなくても一生懸命やってればいい」という噂だったし、バスケットボールって言ったってドリブルシュートをするだけなのだから「シュートが決まらないと試験に落ちる」というわけでも無いだろうし。その辺は気楽にやった。が。ホールに連れて行かれてテープで1分ちょっとくらいの音楽を2回聴かされ、「はい、リズムに乗って踊って下さい」と言われたときにはさすがに引いた。一体何をさせたいんですか。適当にラジオ体操もどきの動きをし、試験官がこっちを見ているときだけちょっぴり笑顔でごまかしてみた。
 とにかくピーカンで暑いし、待ち時間も長い。汗だくになって最後は水泳。汗が流せるとなると、ちょっぴり嬉しくなったり。水が気持ちいい〜。泳ぐこと自体はキライではない、というより好きなので、のんびり泳いできた。
 さて、試験終了。でも最難関はこれからだ。旦那に迎えに来てもらわなければならない。それなのに、携帯電話を旦那の車の中に忘れてきた。携帯がないことには早いうちに気づいていたので、それなりに念を送ってみてはいたのだが、年季の足らない新婚夫婦では通じず。会場を出てきた所にもいなかった。「午前中には終わる」という話はしてあったので、ある程度のことは予測するだろうけれど…。取りあえず朝しばらく時間調整で車を停めた所に行ってみた。多分ココが基点になる。でもいない。炎天下の中スーツを着て髪はびしょびしょで、水と汗を吸って重たい荷物を持ったまましばらく放心。どうしよう。とりあえず、公衆電話を探そう。問題はそれからだ。

  1. 旦那に電話 → 電話番号が解らない
  2. 自分の携帯に電話 → こないだ番号変えたから覚えてない
  3. 旦那の実家に電話 → 残念ながら末尾4桁を失念
  4. 自分の家に電話 → 覚えてるけど誰もいない
  5. 旦那の会社に電話 → いくら何でも恥ずかしいので却下

 自分の番号と旦那の番号くらい覚えておこうと決心しつつ、ようやく見つけた公衆電話で104を回す。住所は覚えたんだ。旦那の実家の番号を調べてもらえる。で、義母に連絡をつけてもらう。デキの悪い嫁でほんっとすみません…。炎天下の中私を発見した旦那は、怒るに怒れなかったらしい。あまりに姿が哀れで…。昨日の朝より壊れた私を連れて、また車で延々と走って帰る。お盆どたばた劇場ようやく終了。