ちび伝説いろいろ

 って言っても、伝説を作っているのはちびではなく、主に周りなんだが。

ちびの名前1

 我が家の玄関に、大きめの鉢植えに入った盆栽くらいの梅の木があり、それがこの寒さの中で花芽をつけ始めた。あまりのいじらしさに母が大喜びし、いいねえと騒ぐ。そして、思いついたことを何も考えずに口に出す。
「ちびの名前、『梅子』にしたら!?」
 やだよ何だか古くさそうでさ…。いや、実際にいらっしゃる梅子さんには申し訳ないけれども。それに旦那が『子』が付く名前はヤダって言ってるんだから。ねー、ちび、とお腹をなでながら母に抗議した。
「いーじゃん、梅子って!ほら、頭が良さそうで!津田梅子っているじゃん!」
いつの時代だよぅ…。そりゃあ確かに津田梅子は頭が良かったでしょうs
   バキッ(←ちびが綾戸のお腹を思い切り蹴った)
 いだあああああ! ほらー。ちびがヤダって言ってるじゃんか…。悶えつつ抗議する綾戸を見て母が苦笑いしてた。というか、ちび、その名前を提案したのは綾戸じゃなくてばぁばなんだから…蹴飛ばすならばぁばを蹴飛ばしてちょうだいな…。

ちびの名前2

 綾戸祖父と綾戸祖母はとっても仲良し。もう毎日毎時間が大口げんか大会。一つ気に入らないことがあると、言わなきゃ気が済まない年にお互いなっちゃってるんだろうねぇ…。今日も今日とて買い物に連れて行った帰りに車の中でやらかし始めた。こっちに帰ってきて1ヶ月。私もあしらいに慣れたので
「ちびー。ひぃじぃじとひぃばぁばが、また始めたね〜♪」
とわざと大声で言ってみる。それを聞いた祖母が苦笑いしながら「胎教に悪いから止めよう」と言った。祖父も黙り込む。すると祖母が一言。
「悪い言葉は聞いたらダメよー、ゆーぅちゃーん♪」
ゆうちゃんって…(苦笑) 確かに旦那が「ゆ が付く名前がいい」と言っているのでその方向で考えている(まだ決まらない)んだが…。するとさらに一言。「ゆいちゃんってのもかわいいよねぇ。『衣』って使ってさ。ゆーぃちゃーん♪」
…もうみんな好き勝手に呼んでます…。

ちびの持ち物

 デパートに行くといろんなモノがあって目を引くわけですが…。広島そごうの新館に地下から入ると(ローカル…)先日も日記に書いたTHE BODY SHOPさんがあります。私はこのお店が大好きで、通りがかりにいつも覗いては「いい香り♪」と癒されている。最近はクリスマス商戦で、プレゼント用の詰め合わせセットを置いていて、心惹かれている真っ最中。今回も覗いていると、母が並んで見始めた。ボディバターの存在を知らなかった母に説明していると、母は隣の棚に目をつけた。
これだ。http://shop.the-body-shop.co.jp/ec/html/item/001/009/item8041.html
「かわいいねえぇ!! ちびに持たせるのにちょうどいいねぇ!!」
「………何年後に…?」
「いいじゃない!これにティッシュとハンカチ入れてさ、お出かけしたらかわいいと思わない?」
「だから何年後の話なのさ…(苦笑)」
 お買い物に関して言うとあんまり冷静じゃない(普段からテンション上がるとなかなか冷静になれない)母だが、今回も止める間もなくさっさと買ってしまった。しかもその後テンション上がりっぱなしで、常連の洋服屋に入って顔なじみのお姉さんにも自慢。「いいでしょー♪」「え、ちょっと待って奥さん、いつ使うの…?(苦笑)」 ほら、みんなそう言うじゃんか…。するときっぱり一言
「売ってるのは今しかないもん♪」
 カモだな…と冷静に思うのはA型の悲しい性だろうか…。もう口には出さないが。お店のお姉さんも「頼もしいおばあちゃんだね〜♪」と笑った。いい常連客がいて良かったねぇ…。ご機嫌の母はお店を出てもさらにしゃべる。
「このバッグはね、ティッシュとハンカチ入れてお散歩にちょうどいいでしょ。
 それより前にはね、もうリュックが買ってあるのよ♪自分で自分のおむつとか背負って歩くの。
 かわいいと思わない!?」
 …めまいが…(苦笑) これで男の子が出てきた日には大変なことになるな…。