悪法も法なり。悪知恵は…?

 実家に戻って1ヶ月。甘やかしてくれる人が多いので、やりたい放題無法地帯のちび。さすがにこのところ父が機嫌悪くなってはきているが。(ちびに対してだけではなく、動きの悪い私に対しての文句もあるんだろう)
 一番の無法地帯はばぁばで、泣いて喚けば言うことを聞いてもらえると思い込んでいる。だから大好きで、仕事から帰ってきてからや休みの日は姿が見えないと泣いて捜している。親なんて振り向きもしない(苦笑)。
 困るのは寝かせる時。私と二人で寝るなら諦めもつくようで、しばらく大人しく遊んでそのうち寝るのだが、ばぁばが隣にいるとでんぐり返しはするわ、ベッドから降りたり上がったりして遊ぶわ、周りにある本や雑誌を取って来てはベッドの上でめくってるわ…。ダメって私が注意しても、庇護下にあれば無視することを覚えてしまった。「これからもっと悪くなるよ。知恵がついてるから」って周りは言うけど…それって悪知恵?

 知恵?で笑える事件も起きた。ばぁばが二階に掃除機をかけている音を聞き付けて、階段を上りたがったちび。じぃじに手を繋いでもらって、ゆっくり上がっていったらしい。それは成長。しばし遊んでいるなと思っていたら「ちび、そろそろオムツがパンパンじゃない?」という笑い声と降りてきそうな気配が聞こえてきた。オムツを準備して階段に向かい、「ちび、オムツ替えるの?」と声をかけた。二人に手を繋いでもらって階段を途中まで降りていたちびは、私の声を聞いた途端に回れ右。自力で這って階段を上り始めた。「逃げてる!」と周囲大爆笑。よほどオムツ替えがイヤだったか、母ちゃんに捕まると自由にならないのがイヤだったのか…ちょっとショックだった…。