成長すること

 今日は5年生、試練の日。初めて1〜4年生を相手に自分達がリーダーとなって働くから。今週いっぱいかけて一生懸命に作った6年生への『卒業,おめでとうカード』に、縦割り班のみんなのメッセージを書かせ、薄い紙を重ねて花を作り、人文字の練習をし、みんなで仲良く遊ぶ。これを仕切ろうと思ったら結構大変なのである。普段物も言わない子だって、人の後ろにくっついて遊んでいる子だって、班の中に5年生が2人もしくは1人しかいないのだから、自分がやらなきゃ誰も何もできない状況になる。
 5年生の担任S先生と私は、それこそ夢にまで見そうなくらいに今日の「仲良し集会」を心配していたのだけれど、そこは「行動力があってしっかりしている」と評判のうちの学年のこと。かなりよく頑張っていたらしい。あちこちの先生方からお褒めの言葉をいただいた。うちのクラスのやんちゃ坊主で自分のことは何一つできない子が、次々と担当の教室に来た下級生達を「キミは名前は? キミはこっちの班ね。キミは? キミはあっちの班。あのお兄ちゃんのところに行ってね」と優しく誘導し、自分もできない花の作り方を一生懸命教え、メッセージを書かせる。他の先生からも「○○さんがね。『こうやってやるんです!』って私の口も挟ませないくらい取り仕切って頑張っていたんだよ」と話を聞ける。こんなに嬉しいことはない。1つ1つの行事をこなすたびに成長していくあの子達の姿を、あとほんの少ししか見られないのは残念で仕方がないけれど、それを見ているだけで自分まで何だか誇らしくて成長できる気分になれる。今のうちだね。たくさんたくさん伸びてほしい。
 そうそう。この成長ぶりを、お子ちゃまの目から見ると、こうなる。http://yaplog.jp/sugartinata/archive/20 この差が面白かったり。